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プレマシー旅日記

14 シャングリラ2をめざせ! (2003/9/12〜2003/9/15)

9月12日(金沢〜富山〜安房トンネル〜松本〜)

いよいよ1年近く前から、もしかしたら2年前の段階から行くことが 決まっていたと言っても過言ではないシャングリラです。シャングリラ というのは4年前に開催された松任谷由実のコンサート?う〜ん、コン サートと断言できるようなものなのだろうか。彼女のコンサートはもと もとショー的な色彩が強いのですが、シャングリラではステージ上に プールが設置され、ロシア人スイマーが曲に合わせてシンクロするなど のすごい仕掛けがあったらしいのです。

で、今回の「シャングリラ2」はさらにスケールアップ。ステージ上 にアイスリンクを設置し、上空には空中ブランコ。コンサートという概 念を完全にうち破る、度肝を抜かされるステージであると解釈していま した。しかしすごいらしい、すごかったとどれだけ聞かされても、見た ことがないんだからどうしようもない。幸い昨年の終わり頃の段階でチ ケットを取るチャンスがあり、横浜に行くことになったのでした。もち ろん交通費削減のために、例によってプレで。

横浜までの道のりをああでもない、こうでもないと検証しました。一 見安房峠越え、松本甲府経由のほうが早そうですが、もしかしたら高 崎、首都高経由の方が距離が長くても道がいいだけに楽なのではないか と思って。ところが甲府経由で横浜までは410kmほど。長野、高崎 経由で横浜をめざして410km走っても、高崎までしか行けないわけ ですから、シャングリラまでの道のりは甲府経由と決定。かくして予定 よりも1時間余り遅れて金沢を出発。翌日14時、横浜アリーナでの開 演に向けて、そしてまだ見たことのないシャングリラに向けて、うちの プレは走り出したのでありました。

9月13日(〜甲府〜相模湖〜横浜〜さいたま〜高崎〜)

予定では所要時間10時間ほど。途中2〜3時間ほど寝て、余裕を 持って10時頃には横浜市内に到着。夕飯のことも考えて中華街付近に クルマを止めて、電車で新横浜まで移動。そういう段取りだったのです が目覚めれば6時過ぎ。場所は道の駅蔦木宿。山梨県内で車中泊のつも りが、じつはまだ長野県内だったりしたわけです。

国道20号線をひたすら走って、相模湖付近に到着したのが9時頃。 反対車線が渋滞するのを後目に道のりはすこぶる快調だったのですが、 途中から国道412号線を走り始めた頃にはこちら側車線も渋滞。中華 街付近ではなく、直接新横浜方面に乗り入れることも検討されたのです が、地方からやってきて駐車場を探そうとする人たちに巻き込まれた ら、駐車場が満車ばかりで見つからなかったらどうしようということ で、予定通り中華街付近をめざします。しかし保土ヶ谷バイパスを抜け て、なんとか中華街付近に到着したのが12時半頃。しかも事前にリ サーチしていた駐車場は上限料金が2000円だったのですが、実際に 見てみるとそれは平日だけ。土曜日のきょうは30分で350円!時間 がおしていることもあり、やむなくここに置いて石川町駅へ向けて歩き 出しましたが、駅へ近づくほどに安くなっていく駐車料金。停め直すこ とも考えましたが、昼食の時間を惜しんで(というか時間がない ほど追いつめられて)歩いているわけですからどうしようもな く。なんとか途中のコンビニでパンを買って、会場入り口付近で食べ る。よかった、開演に間に合って。

横浜アリーナの中には巨大な四角いステージがしつらえてありまし た。そして中央には宇宙船のような不思議な物体が置いてあり、電子音 のような近未来的な感じの音を発しています。その後ろにも何かありそ うな感じでしたが、照明効果の関係でこの時は見えていませんでした。 しばらくするとオープニングアクトが始まります。不思議な宇宙船のよ うなものを観察する4人。スイッチを押すとカウントダウンが始まっ て、1曲目の「LOVE WARS」が始まります。奇しくもこの曲は 初めて買ったCDアルバムのタイトルチューン。ユーミンを聴くように なって15年ほどの日々が頭のなかを交錯。宇宙船の上から登場して歌 うユーミンの姿に、思わず感動の涙を流してしまいました。

「Delphine」、「砂の惑星」、「Glory Birdland」と歌い進んでいくと同時に、バックではアイススケートや サーカスの妙技が次々と披露され、どこに視線を置いていいのか目のや り場に困るほどでした。どこを見ても楽しい。でも、どこも見逃すこと ができないシーンの連続。夢か幻かもつかないようなシーンが、目の前 を駆け抜けていきます。

そして「ずっとそばに」。しっとりと歌い上げるユーミンを見て、 この人が歌い続ける限り、なんとしてでもそばにいよう。さらにはこれに つきあってくれるさととも。そう思うと思わず感動の涙が。あぁ、今、 シャングリラを見てるんだよねぇ・・・。

これまでは見えなかったステージの後ろ、シャングリラ号が姿を現し て始まった「輪舞曲」、「夢の中で」。その後「ダイアモンドの街 角」、「かんらん車」のあとで「リフレインが叫んでる」。初めてユー ミンを知ったのがこの曲じゃなかったかなぁ。「DESTINY」なん かもそうだけど、悲しい詩の内容を、軽快なリズムの曲に載せて軽く歌 うのは彼女の得意技。軽快な曲でありながら、詩の内容に身の覚えがあ る人は涙ぐんでしまったりするという。

続いて「WANDERERS」。シャングリラ号周辺に次々と炎が吹き 上げ、横浜アリーナは一気に熱気に包まれます。もちろん観衆もヒート アップ。「二人のパイレーツ」ではカイトがゆっくりと館内を舞い、 「Nobody Else」ではトランポリンとの競演。バックには 雨が降っている。でもなぜか巨大なポセイドンみたいな空気人形がムク ムクと巨大化して・・・、個人的には違和感のある感じでした。 「Happy Birthday to You」ではバックに 空中ブランコが登場。きりもみ回転しながら相手側へ飛び移るという妙 技を何度も披露してくれました。最初の頃の成功率は低かったらしいの ですが、横浜はツアーの最終地。失敗は1〜2回しかなく、極めて完成 度の高いものになっていました。

移動するゴンドラに乗って「航海日誌」を歌い上げ、そしてシャング リラのテーマ、「SHANGLIRAをめざせ」。たくさんのアクターが ステージ狭しと駆けめぐり、横浜アリーナは最高のテンションに。アン コールでは「SWEET DREAMS」と「雪月花」を歌ってくれ ました。6〜70人はいると思われるステージスタッフの名前をひとり ひとり紹介するユーミン。演奏、コーラススタッフ以外は全てロシア人 ですから名前もロシア語なのですが、全員フルネームで紹介。そんなと ころにユーミンの人柄と、そして長い時間をかけて作り上げてきた 「シャングリラ2」のすごさを感じたのでした。

帰宅してから、会場で購入したパンフを見たのですが、いろんなこと を理解した上でもう1回見たい気持ちになりました。もともと前から1 2列目、絶好の場所だったのですが、ユーミンのステージは大がかりな 舞台装置が多く、ある程度離れてみた方が全体がわかりやすいというこ ともあります。2回目が見られたならば、離れた高い客席から見たかっ たのですが今回はかないませんでした。シャングリラ2の様子は、感動 の一言につきます。目でも耳でも楽しめるといえばいいのか、とにかく 一般的なライブの概念を打ち砕いていると思うんです。どんなアーティ ストでもCDを聴くだけでなく、ライブに行った方がいいと言われ ますが、まさにその通りだと思います。DVDにもなっているの で、気になる方はぜひともご覧あれ。(こちら

その後中華街で夕飯。安くてボリュームのあるコースで満足できたの ですが、出庫するときの駐車場請求額は2人分の夕飯代よりも高い42 00円。うちらの場合、ナビを持たずに各地を回るのもポリシーのうち であるかのようになっていますが、こんなときにナビの駐車場検索など が威力を発揮するんだと痛感させられました。その後首都高速に入り、 国道17号線をひたすらに北上。今回の旅には、シャングリラ2を見る 以外にも、大きな目的があるのでした。

9月14日(〜六日町〜小千谷〜村上〜新潟〜)

今回のもう一つの目的とは、北陸(石川、富山、新潟の3県)の道の 駅を制圧して回ること。道の駅スタンプラリーに参加してたんです。そ んなわけで今夜中に、できるだけ新潟県内の奥地へ。新潟県と一口に 言っても思いのほか広く、新潟市から先は東北ではないかと思うくらい に長い。夜の間に最も遠い道の駅、笹川流れに到達できたらいいな〜と は思っていたけれど、そのためには快調なペースで、なおかつ寝ないで 走ることが要求されていました。しかしそんなことできるはずもなく、 実際にはそれでもとにかく行けるところまで行こうという方針が確認さ れていました。実際のところは温泉施設がある道の駅いりひろせ(新潟 県北魚沼郡入広瀬村)まで行って、朝風呂に入る予定だったんですけど ね。

ところが国道17号線を北上するうちに眠気に耐えられず、コンビニ でよく見る「眠眠打破」を飲んで急場をしのごうとするも失敗。さすが に身の危険を感じるほどの眠気レベルに到達したため、道の駅こもちで 撃沈。10〜20分だけ寝るつもりだったのが、気がつけば4時間近く の爆睡。新潟までは100km以上あり、最も遠い道の駅までは200 km近くあるだろうか。なんだか絶望的な気分にさせられる。だってこ の先、3〜4時間走ってようやく最初の道の駅が現れるんだから。さと に運転を任せ、国道17号線を北上。三国峠を越えて途中左手に見える 苗場プリンスホテルを見て、「来年はスキーをしなくてもここに来る ぞ!」との誓いを明らかにする。毎年2月あたりに、ユーミンのライブ が苗場であるんですよ。

ピリッとおいしい 12時近くになってようやく、道の駅いりひろせに到着、温泉成分の 濃そうなぬるめの湯に浸かる。続いて道の駅R290とちおでは揚げた ての油揚げを食べる。油揚げに市販っぽいキムチの素をかけるだけでこ うもうまくなるものか!?揚げたての油揚げの香ばしい感じが印象的な 逸品でした。しかしここが最初の、未踏道の駅だとは・・・。先の長さ にもはやこれまでかとの思いが頭をよぎります。

その後漢学の里しただ、みかわ、阿賀の里(ここまでくると限りなく 福島県内に近い)、加治川、胎内と回り、言えないほどの速さで国道1 13号線を爆走して到着、ファイナルを飾った道の駅関川に至っては閉 館10分前の到着。まだこれより北に道の駅笹川流れ、朝日、神林の3 駅があったというのに無念の時間切れ。しかしこの期に及んで一縷の望 みに賭けていたのです。というのも新潟県内の道の駅は、営業時間外に 到着した人のために、所定の紙にスタンプを押したものを用意している ケースが多いのです。とりあえず笹川流れにも、神林にも朝日にも行っ てみようということになりました。まず神林は営業時間内だったので難 なくクリアー。

続いて通りがかりの村上駅を訪問。学生時代、北海道へ向かうさとが 18キップを手に、何度となく乗り込んだ思い出のムーンライトえちご の終着駅なのだそうで。さと曰く何もないところで、ローソンしかな いって言うけれど、いまだにローソンしかないのだろうか。ことの真偽 を確認すべく周辺を探索。結果は・・・ジャスコもあるじゃないの (笑)。さとは思い出の場所の写真を携帯のカメラで撮って、メールに 添付して友に送っていた。海沿いの国道を爆走して、危うく猫を轢きそ うになりながらも到着した道の駅笹川流れでは、予定通りスタンプを押 した紙を入手し、道の駅朝日で夕飯。もつ煮込み定食がうまかっただけ でなく、しっかりスタンプを押した紙を手に入れることに成功する。こ こまで来たのが報われた瞬間でした。

国道7号線を今度は、南下します。あとはひたすらまっすぐに走れば 自宅に到着するはずなのですが、ここであらぬ野望が頭をもたげます。 「新潟のスタバでタンブラーを手に入れないか?」。全国各地を回った ことから、さとのスターバックスご当地タンブラー収集癖に火がつき、 気がつけば仙台、東京、横浜、金沢、広島と5個ゲット。国道7号線バ イパスを走っている段階で20時半頃だったこともあり、新潟市内のス ターバックスを次のターゲットにしました。閉店間際にスターバックス を探し出し、新潟タンブラーの入手に成功。

続いて道の駅新潟ふるさと村に到着。かつては道の駅黒崎と呼んでい たらしいのですが、黒埼町そのものが新潟市に合併されちゃったことに よる名称変更を受けたのかも。道の駅黒崎の名前まで消すことはなかっ たのにって思いますが。旧黒崎町民の怨念がそうさせるのか詳細は不明 ですが、道の駅はかなりの規模を持つにも関わらず真っ暗。あまりに広 大な敷地面積であるにもかかわらず真っ暗なこともあり、かなり不気味 なムードを醸し出しています。正直言って車泊するのもはばかられるよ うな感じ。車内に常備している非常用の懐中電灯を持って道の駅探索に 出ましたが、懐中電灯を持って夜中に道の駅を歩いているなんてかなり 不審者ですよね(笑)。結局スタンプはおろか、紙に押印したものも見 つからず先を急ぐことにしました。この段階ですでに23時頃。途中別 の場所で車泊して、翌日昼頃帰宅となりました。

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